講義要項(2018年度通年・火曜4限)

専門演習(民事訴訟法)1

関西大学法学部教授 栗田 隆


授業概要

例年「民法と民事訴訟法の交錯」のテーマで授業をしていますが、今年度は、民法(債権法)の大改正がまだ完了していませんので、民法から離れて、民事訴訟法の教科書を読みながら、引用されている判例を研究することにします。

到達目標

 (1) 教科書の内容を理解できるようにすること。
 (2) 教科書で説明されている基本的事項を説明できるようになること。

授業計画

3年のゼミの目標は、民事訴訟法及びこれに関連する民法の知識の習得・深化である。授業は、次の手順で進みます。

  1. 教科書を読みながら、教師が重要個所を解説する。
  2. 引用されている判例を参加者に割り当てて、参加者が順次報告する。
  3. 各報告のあと、判旨の当否、事案の要素を若干変更した場合にはどのように処理されるべきかなどを議論する。
  4. 報告のスタイルは、次の順で進歩させていく。

授業時間外学習

テキストをよく読んでください。 報告の準備をしてください。

成績評価の方法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
出席状況と口頭での発言状況を重視して評価します。

成績評価の基準

到達目標に到達しているかを基準に評価します。

教科書

長谷部由起子 民事訴訟法 岩波書店
法令集を必ず持参すること。有斐閣の法令集(ポケット六法)又は三省堂の法令集(デイリー六法)を推薦します。

備 考

授業に欠席する場合には、その理由を示してメイルで、事前又は事後に報告すること。欠席理由についての証明書等は、一切必要ありません。


シラバス目次栗田隆のホーム

Contact: <kurita@kansai-u.ac.jp>
Last Updated: 2018年4月2日