講義要項(2014年度・春学期+秋学期)

専門演習(民事訴訟法)2

関西大学法学部教授 栗田 隆


授業概要

 民法と民事手続法の交錯領域について勉強する。時効の中断、共同所有関係、法人でない社団、物上代位など、手続法の知識が必要な財産法上の重要問題を取り上げる。判例を思うたくさん読む。秋学期では、卒業研究の中間報告をしながら、プレゼンテーション能力を高める。また、「自分の権利は自分で守ろう」をテーマに、法律実務文書の作成練習をする。

Web上の教材へのアクセスを記載したページを下記に用意しています。

到達目標

 (1) 判例の要旨を読んで事実関係の要点を図で再現できること。
 (2) 判旨の要点を頭に入れて、口頭で再現できること。

授業計画

第1回 消滅時効と民事手続法(1)
第2回 消滅時効と民事手続法(2)
第3回 消滅時効と民事手続法(3)
第4回 取得時効と民事手続法(1)
第5回 取得時効と民事手続法(2)
第6回 共同所有関係と民事手続法(1)
第7回 共同所有関係と民事手続法(2)
第8回 法人でない社団・財団と民事手続法(1)
第9回 法人でない社団・財団と民事手続法(2)
第10回 物上代位と民事手続法(1)
第11回 物上代位と民事手続法(2)
第12回 弁済者代位・保証人等の求償権と民事手続法(1)
第13回 弁済者代位・保証人等の求償権と民事手続法(2)
第14回 弁済者代位・保証人等の求償権と民事手続法(3)
第15回 不動産のサブリース契約と民事手続法
第16回 報告原稿を用意して、卒業研究の中間報告
第17回 報告原稿を用意して、卒業研究の中間報告
第18回 報告原稿を用意して、卒業研究の中間報告
第19回 民訴判例百選
第20回 民訴判例百選
第21回 民訴判例百選
第22回 スライドを用いて卒業研究の中間報告
第23回 スライドを用いて卒業研究の中間報告
第24回 スライドを用いて卒業研究の中間報告
第25回 自分の権利は自分で守ろう(1)
第26回 自分の権利は自分で守ろう(2)
第27回 自分の権利は自分で守ろう(3)
第28回 民訴判例百選
第29回 民訴判例百選
第30回 民訴判例百選

成績評価の方法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。テーマを決めて、10,000字程度の論文を提出することが必要である。この論文の内容と、出席状況並びに報告の回数及び内容を主たる評価資料として、必要に応じてその他の事情も考慮して、総合的に評価する。

成績評価の基準

教科書

法令集を必ず持参すること。有斐閣の法令集(ポケット六法)又は三省堂の法令集(デイリー六法)を推薦する。

備 考

授業に欠席する場合には、その理由を示してメイルで、事前又は事後に報告すること。欠席理由についての証明書等は、一切必要ない。


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Last Updated: 2014年1月27日