判例百選を手掛かりに基礎知識を修得し、訴訟手続または訴訟手続と民法の交錯領域に関する判例を収集して論説にまとめることを目標に授業をします。授業の成果は、2年目の終わりに提出する卒業研究に集約されます。
卒業記念になるように、全員の論説と随筆を集めた報告集を作成し、卒業式の日に渡します。
合宿を2年間で3回ほど行います。いずれも1泊。必ず参加すること。
民訴判例百選に沿って、基本事項を学習する。ゼミ生同志の親密度を高めるために、2人または3人で1つのグループを作り、次のことを守りながらグループで報告する。
報告が1巡した後で、卒業研究の出発点となる次の作業を行う。
上記の2の作業に若干の時間がかかるので、その間に基本事項の学習を継続することがある。
各自が選択した研究テーマに関係した資料を収集し、バインダーに整理する。
7月末または9月下旬に第1回合宿を行う(1泊)。各自の選定した研究テーマの素材となる判例を1件報告すること。
これまでに自分が集めた判例、友達の判例報告のレジメ等の資料をバインダーに整理し、夏休み後の最初の授業の時に、そのバインダーを教師に見せる。
各自判例を順番に報告する。1回の報告者の人数は、参加者の質疑応答等の発言量に左右される。議論が少なければ、1回に最大3名が報告することになる。
3月上旬に第2回合宿を行い、全員が1ないし2件の判例を報告する。
就職活動のために忙しい時期であり、欠席が目立ち始めるが、ともあれ、判例の報告を3年後期と同様に続ける。欠席の場合には、その週の活動報告を電子メイルで提出すること(600字以上)。
卒業研究の論文の粗筋を書く。5000字以上書いて、中間報告として夏休み明けに提出する。
卒業研究の概要を各自が順次報告し、12月中旬に10000字程度にまとめて、法学部事務室に提出する。
10月頃に第3回合宿をおこなうか(1泊)、または2月にゼミ旅行(スキー旅行など)に行く。いずれをとるかは、ゼミの参加者が決める。
毎年、演習1は火曜4限に、演習2は木曜4限に開講している。それぞれの演習の参加者は、ゼミ生同士の共同作業のために演習が開かれる曜日の5限を空き時間とすること。この時間に個別指導・グループ指導を行うこともある。