民事執行手続は、私法上の権利を国家の執行機関の手を借りて強制的に実現するための手続です。これについて、板書と口頭での説明を中心にして、基本事項を講義します。教室での資料配布は、特別な場合を除きしませんが、自習用教材をWebに掲載します(http://civilpro.law.kansai-u.ac.jp/kurita/ からたどってください)。
以下の通りですが、各回の予定した分の説明が全部できなかった場合でも、説明できなかった部分については教科書等で自習していただくことにして、次に進むことにします。
学年末試験の成績をもって評価します。学年末試験は、簡単な選択式・語句記入式の問題10題と論述式の問題2題を出します。選択式・語句記入式の問題は、Webに掲載されている自習用教材に若干の修正を加えて出します。この問題に5割以上の正解の答案についてのみ、論述式の答案を採点します。したがって、選択式・語句記入式の問題について正解が5割未満の答案は、そのことのみによって不合格となります。
法律の条文が最も重要な資料です。授業に条文集を必ず持参すること。授業開始までに民事執行法を1回通読しておくこと。
教科書は特に指定しません。次の図書あるいは授業中に指示するその他の若干の概説書等により、予習・復習をしてください。
本格的に勉強したい人は、
一通りの知識を身に付けたい人は、
などコンパクトな概説書。