(らくしょうかもく)[教育/大学教育]
単位取得が容易な科目を指す学生用語。以前から(遅くとも1970年代から)、多くの大学で使われている。
単位の認定が学年末試験に基づいてなされる場合に、どのような試験問題を出題し、どのように採点するかは教員ないし教官の裁量に委ねられている。教師がその裁量により次のような試験を行い、しかも採点が甘いと、典型的な楽勝科目となる。
試験問題と直接関係のないことを書いても合格となる場合も、もちろん楽勝科目である。
楽勝科目の烙印を押され、しかも授業内容がつまらないとの評価が定着すると、教師にとって次のような悲惨な結果になることがある:講義を聴きに来る学生は10名足らずで、試験にはその20倍以上の学生が押し寄せ、学生からも憐れみの目で見られる。