授業用具袋

(じゅぎょうようぐぶくろ)[/教育/大学教育/]


大学教員が多数の授業科目を担当する場合に、各科目(又は共通性の高い科目)ごとに授業用具を入れて、研究室から教室に迅速に行くことができるようにしておく袋。通常は、安価で丈夫な布製の袋が用いられる。

教員が担当する授業科目が少なければこのような袋は必要なく、授業開始時刻前に研究室の書架等から必要な書籍・資料を集めて教室に行けば足りる。しかし、担当授業科目数が4科目以上になると、時間の節約のために、各科目ごとに授業用品袋を用意して、授業開始前にその袋をもって教室に向かうことことが有益となる。大学の教員がこの袋をもってキャンパスを歩く姿は、遅くとも20世紀の最後の年には見られるようになった。

例えば、次のような袋が用意される。

  1. 民事訴訟法・民事執行法・倒産法の講義用
  2. 専門演習1・専門演習2用  2つの演習は連続する時間帯に行うことが多いので、一つの袋にまとめる
  3. 1年次生のための演習用
  4. 大学院(法学研究科)の講義(2科目)用
  5. 大学院(法学研究科)の演習用
  6. 大学院(法務研究科)の民事訴訟法の講義用
    1. 小型の法令集
    2. 教科書
    3. 出席管理ノート、教師の配付資料を綴じるファイル

小型の法令集も各袋ごとに用意するのが本来であるが、6つも用意するのは難しいので、これだけは共用にすることが多い。


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2005年 8月 27日−2005年 8月 27日