民事訴訟法シラバス


講義概要

 能力担保研修の前提となる民事訴訟の基本的知識を『裁判所書記官研修所監修・民事訴訟法概説』にそって説明します。このテキストでは省略されている多数当事者訴訟や上訴の部分については、別途教材を用意して講義します。大型スクリーン のある教室で研修を行いますので、最高裁のWebサイトに掲載されている重要な判例や手続書類を参考資料として随時表示し、密度の高い講義を目指します。なお、知的財産事件に関する最近の下級審判例および最高裁判例の中から訴訟法上の興味のあるものを精選してケースブック型の補助教材を作成する予定です。

講義日程

講義計画

90分1コマを区切りにして、次のテーマについて講義します。カッコ内は、テキストのページ番号です)

  1. 民事訴訟の意義(1頁-5頁)、民事訴訟法(7頁-9頁)、判決手続の概略
  2. 設例の説明(i-ii頁)、訴えの提起(11頁-16頁)
  3. 訴訟上の請求(17頁-27頁)
  4. 請求の特定(28頁-35頁。但し、当事者の特定の部分は除く)
  5. 当事者、当事者の特定(29頁-30頁)
  6. 管轄裁判所(37頁-46頁)
  7. 訴状審査(47頁-48頁)、訴状の送達(48頁-52頁)
  8. 口頭弁論の準備(53頁-63頁)
  9. 訴状の陳述(65頁-67頁)、被告の答弁(67頁-68頁)、弁論主義(68頁-75頁)
  10. 主張責任・立証責任(75頁-82頁)
  11. 当事者の欠席(82頁-85頁)、口頭弁論の一体性(85頁86頁)
  12. 証拠(87頁-88頁)、証明の対象(88頁-92頁)、自由心証主義(92頁)
  13. 証拠調べ手続の概要(94頁-101頁)
  14. 訴訟要件(103頁-111頁)
  15. 裁判によらない訴訟の完結(113頁-122頁)
  16. 終局判決(123頁-141頁)
  17. 終局判決(同上)
  18. 共同訴訟
  19. 訴訟参加
  20. 上訴

教科書

実施結果

下記の点を除き、予定通り実施した。

なお、1月18日に、事前に公開した8問のうちから2問を出すという方式で30分間の小テストを実施し、採点・添削のうえ25日に返却した。

 



2002年9月 3日 -2003年1月 20日