資料[1]
ワープロソフトの使い方 2

関西大学法学部教授
栗田 隆

ワープロソフトを使用して法律実用文書を作成することを勉強します。法律事務所や司法 書士事務所 でアルバイトする場合、あるいは会社に就職してから役立つことを期待して います。

1.金銭借用証書

 次の金銭借用証書のサンプルをタイプしなさい。

        金銭借用証書

貸 主   住 所 *********   氏名 *****殿

 (1) 私は、本日、貴殿より、金**万****円をお借りいたしました。

 (2) この借受金は、年**パーセントの割合による利息とともに、平成**年**月 **日までにお返し致します。

平成**年**月**日                                借 主                                     住所 **************                             氏名            (印)                            (借主の氏名は、自署のこと)


2.ステーショナリーの作成

 実務では、取引ごとに若干の相違はあるが基本的内容は同じである書類を用いて取引を することがよくある。この場合に、基本的内容を書き込んだ定型用紙を予め作成して、取 引ごとに異なる事項を書き加えて迅速に書類を作成することになる。そのような定型書類 を、コンピュータを用いた情報処理の世界では、ステーショナリーということが多い。

 上記の借用証書をステーショナリーにするには、「ファイル」メニューから「別名で保 存」を選択する。すると、次のダイアログボックスが出てくる。

 上記のウインドーで、「書類の形式」の下の「マックライトII」にポインターを当てて、 マウスのボタンを押し、飛び出してきたメニュー(ポップアップメニュー) から「マックライトIIステーショナリー」 を選択する。そして、文書名を適当に付ける。ここでは、借用証書とした。

 そして、保存のボタンをクリックする。

 次に、メニューバーの「ファイル」から「終了」を選択して、一旦終了しておく。この とき次のようなウインドーが出てきたら、「いいえ」をクリックする。



3.ステーショナリーの利用

 先ほど作成したステーショナリー「借用証書」をダブルクリックする。すると、プログ ラムが起動され、「借用証書」ファイルの複製を作成の上、複製されたファイルが読み込 まれる。そのため、開かれたウインドーのタイトルはダブルクリックしたファイルの名前 である「借用証書」ではなく、「書類1」などとなっている。

 書類中の「*****」の部分を適当な文字に置き換えて、プリントアウトしなさい。

 この文書を保存しなさい。文書名は「借用証書」以外の適当な名前、例えば債務者名が 佐々木小次郎であれば、それを用いて「借用証書−佐々木小次郎」などとする。

<ヒント>

 Macintoshでは、文字列を選択してから文字を入力すると、選択された部分が新規に入力 された文字列に置き換えられる(選択された文字列が消去されて、そこに入力文字列が挿 入される)。文字列を選択するには、選択したい文字列の先頭にマウスのポインターを置 き、マウスボタンを押し、ボタンを押したままマウスを動かして、文字列の末尾まで着色 されるように。

4.金銭消費貸借契約書

 次の金銭消費貸借契約書のステーショナリーを作成しなさい。

金銭消費貸借契約書

平成**年**月**日

貸主(債権者):****
借主(債務者):****

貸主と借主は、本日、次のように金銭消費貸借契約を締結した。

第1条 貸主は、次条以下の約定で借主に対し、金***万円を貸し渡し、借主はこれを借り受けた。
 借主は、本借受金の元金を平成**年**月**日までに返済することを約束した。

第2条 貸主と借主は、前条の貸し金の返済まで、その利息を元金に対して年**パー セントの割合で支払うことを約束した。     前項の利息は、日割計算して、毎月の利息を毎月末日までに支払うものとする。

第3条 元金ならびに利息の弁済は、弁済時における貸主の住所に借主が持参し、また は、貸主指定の銀行口座に振り込む方法により支払うものとする。

第4条 借主は、次の場合には、当然に期限の利益を失い、元金ならびに元金弁済時ま での利息を支払わなければならない。   (1)本件利息の支払いを2カ月分以上怠ったとき。   (2)借主が第三者から強制執行・担保権実行としての競売・滞納処分の申立てを受 け、または破産その他の倒産手続の申立てを受けたとき。

第5条 借主が期限の利益を失った後に債務を直ちに弁済しない場合には、未払いの利 息および元本を基礎にして第2条第1項所定の利率の2倍の割合により計算した遅 延損害金を元本の完済に至るまで支払わなければならない。

<この契約の成立を証するため、本証書を2通作成し、署名捺印のうえ、各自その1通を所 持する。

貸 主
  住所
               

  氏名            (印)

借 主
  住所

  氏名            (印)


<ヒント>

最後に、ハードディスク内の自分のファイルをフロッピーディスクにコピーし、ハードデ ィスク内の自分のファイルをゴミ箱に入れなさい。


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Last Updated: 1996年 1月 23日 (火)